VIKING STYLE SAMPLE

デザイナー・平松謙三さんの着こなしにフォーカス。
「清里の林にて愛犬ヴァルトと《VIKING》」

FASHION | July 05, 2026

何を心地よいと思うのか。どんな場所へ向かいたいのか。スニーカー選びには、日々の気分や感覚がさりげなく映し出されます。
「VIKING STYLE SAMPLE」では、北欧生まれの《VIKING(ヴィーキング)》を履く方々をスナップ。「どう履き、どう着る?」をうかがいます。さまざまなシューズと共に暮らしのワンシーンもぜひご覧ください。
今回は、公式インスタグラムでも大きな反響を呼んだデザイナーの平松謙三さんに再びお話をうかがいます。愛用中の「Anaconda Light 5 Low GTX BOA(アナコンダ ライト5ロー ゴアテックス ボア)」を履いて訪ねたのは、ニホンミツバチ!
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VIKING(以下V):養蜂を始めたきっかけを教えてください。

平松謙三さん(以下平松さん):2020年のコロナ禍ですね。「何か家でできる楽しみがあれば」と思って、庭に待ち箱を置いてみたら、偶然ニホンミツバチが入居してくれたんです。それがきっかけで養蜂を始めました。

ニホンミツバチの養蜂は難しいといわれているんですが、今年で7年目になり、今では8群を飼育しています。

最初は趣味のつもりでしたが、完全にハマってしまいました。
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V:フレッシュなハチミツが日常的に味わえるなんて、幸せですね。これぞ山暮らしの醍醐味という感じです。

平松さん:ニホンミツバチのハチミツは複雑な味わいが特徴ですが、うちで採れるハチミツは樹蜜の割合が多いので、黒糖のような濃厚な風味があります。

最近では自家消費では追いつかないほど採れるようになったので、ハチミツやミツロウを使った石けんやミツロウバームを開発し、オンラインショップでも販売しています。今は秋の発売に向けてヘアバームも開発中です。

V:今では庭だけでなく、少し離れた場所にもいくつか巣箱を置いているのですよね?

平松さん:一か所だけで飼育すると交配が偏ってしまうため、いくつか置いてあります。去年からは友人の庭にも置かせてもらっています。

今年は清里や明野に置いた箱にも自然入居がありました。面白いことに、場所によって蜜の味やミツバチのようすが異なるんですよね。ますます面白みが増しています。
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V:「アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア」はどのように活躍していますか。

平松さん:週に一度、巣箱の状態を確認して掃除をする「内検」という作業をしに行くときの相棒ですよ。
巣箱は森の中の斜面や不整地に置くことが多く、重い巣箱を持ち上げたり、中腰になったりと意外に体を使うんです。

そんな場所では、しっかり踏んばれて、動きやすい靴が欠かせません。森の中では蜂に刺される可能性もあるので、頭を守る防具や、足元まで安心できる装備を整えることを大切にしています。

その点、「アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア」はクリア。グリップ力があって足場の悪い場所でも安定して歩けますし、防水性もあるので天候を気にせず作業できる。ありがたいですね。靴を気にせず作業に集中できるのは大きな安心感があります。

V:少し話は変わりますが、《ヴィーキング》はノルウェーのブランドです。平松さんが思い描く「北欧デザイン」の魅力を教えてください。

平松さん:北欧デザインは、欧米のデザイン文化と少し距離を置きながら、独自に進化してきたものだと思っています。
人間性の尊重や自然への敬意といった北欧社会の価値観が、独特の親しみやすさ、可愛らしさとして表現されているところに魅力を感じます。

ふだんから《ヴィーキング》以外にも、《トランギア》や《フェールラーベン》、《フィスカルス》といった北欧のアウトドアブランドも愛用しています。それぞれにしっかりした理念が感じられますし、アイコン性のあるデザインだからこそ、長く使い続けたくなるんですよね。
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V:どちらかと言えば、「流行」とも少し距離を置いたブランドが多いかもしれません。

平松さん:僕自身、デザイナーという仕事柄、流行そのものは常に意識しています。ただ、ある程度経験を重ねた今は、流行を追いかけるというより、その背景にある空気や理由を読み取り、自分なりの表現に生かすことのほうが大切だと考えています。

一方で、個人的には若い頃から、「愛着を持てるもの」「長く使い続けたいもの」を選ぶようにしてきました。
以前お話ししたベスパもそうですし、それ以外にも、何十年も使い続けているものが身の回りにはたくさんあります。そうしたモノやカルチャーに触れてきたことが、自分の美意識や創造力の土台になっていると感じますし、これからも長く愛されるものづくりに関わっていきたいですね。
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(本人私物:スニーカー/VIKING、サスペンダー/MOTOR × TCB、スカーフ/R&D.M.Co.-/OLDMAN'S TAILOR、シャツ/UNIQLO、ジーンズ/TCB jeans、ソックス/ROTOTO、)

※《ヴィーキング》以外の私物について、各ブランド、店舗へのお問い合わせはお控えください。

PROFILE

KENZO HIRAMATSU

1969年岡山県生まれの著述家・デザイナー。黒猫「ノロ」と世界37カ国を旅し、その記録を写真集やエッセイとして発表。近著に『黒猫ノロと世界を旅した20年』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)がある。現在は黒いジャーマンシェパードと暮らしながら、オンラインショップ「ノロショップ」の運営や執筆活動を続けている。
KENZO HIRAMATSU

photo:KENZO HIRAMATSU direction,edit&text:Marika Nakashima