VIKING STYLE SAMPLE

ライフスタイルコーディネーター・恩田ケイティ―さんの着こなしにフォーカス。
「8個のタトゥーとTシャツと《VIKING》」

FASHION | July 09, 2026

何を心地よいと思うのか。どんな場所へ向かいたいのか。スニーカー選びには、日々の気分や感覚がさりげなく映し出されます。
「VIKING STYLE SAMPLE」では、北欧生まれの《VIKING(ヴィーキング)》を履く方々をスナップ。「どう履き、どう着る?」をうかがいます。さまざまなシューズと共に、暮らしのワンシーンもぜひご覧ください。
今回は、葉山を拠点に活動するライフスタイルコーディネーター・恩田ケイティーさんのスタイルにフォーカス。自然に囲まれたこの町で、自分らしい暮らしを楽しみながら、20年以上にわたりクラフトやソーイング、料理などのワークショップを続けています。鮮やかなピンクのTシャツに水玉のソックスを合わせた軽やかな装いとともに、《VIKING》を履いて歩く楽しさや、長く愛せるものとの付き合い方についてうかがいました。
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VIKING(以下V):まず、ご自身のお仕事について教えてください。

恩田ケイティーさん(以下、恩田さん):20年以上続けているクラスやワークショップでは、「自分の手で暮らしをつくる楽しさ」をお伝えしています。クラフトやソーイング、お料理など、毎日の暮らしを少し豊かにしてくれることがテーマです。

私自身、古いものや道具が大好きなので、それらを大切に使いながら暮らしを楽しむことも、いつも皆さんにお伝えしています。古いものには、時間を重ねてきたからこその魅力がありますから。

V:葉山で暮らす魅力はどんなところでしょう。

恩田さん:山があって、海があって、自然が本当に豊かです。何より、ここにはオープンマインドで気さくな人たちが集まっています。

自然も人も近くて、毎日外へ出たくなる町。季節の変化を肌で感じながら暮らせるところが、とても好きですね。

V:毎朝歩かれているそうですね。

恩田さん:以前はジムに通っていましたが、コロナ禍をきっかけに毎朝歩くようになりました。
朝5時半に家を出て海へ向かい、葉山海岸通りから山の手通りを回って帰宅するのが朝7時頃。万歩計で計測すると9,000歩以上になります。

でも私は「散歩」とは呼ばないんです(笑)。"Walk"というエクササイズ
もう6年以上続いている、私のライフワークですね。

季節ごとの景色を楽しんだり、すれ違う人と「おはようございます」と挨拶を交わしたり、川で泳ぐ鴨の親子に夢中になったり。そんな時間も、葉山だからこその楽しみだと思っています。
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V:ふだんはどのような服装で過ごすことが多いのでしょうか。

恩田さん:冬はジーンズ、夏はショートパンツ。そして一年中、半袖Tシャツです(笑)。

冬でも?と驚かれるかもしれませんが、寒くても室内では半袖一枚でいることが多いくらい、半袖が大好きなんですよ。

着心地がいいことはもちろんですが、色の組み合わせを考えるのも楽しみのひとつ。気持ちまで明るくなるような色を身に着けたくなります。

V:今回の鮮やかなピンクのTシャツに、水玉のソックスを合わせたコーディネートもとても印象的でした。

恩田さん:洋服はやっぱり楽しく着たいですね。

わくわくするような色に、バンダナやアクセサリーを合わせたりしながら、自分らしさを表現しています。

誰かに合わせるというより、「今日はこんな気分」という自分の気持ちを大切にしています。

V:年齢を重ねるほど、おしゃれは自由になると思いますか。

恩田さん:自由になりますね。

おしゃれは自己表現ですから、長年生きてきた自分の考えや好きなものを、そのまま身にまとえばいいと思っています。
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実は子どもの頃からタトゥーを入れたいと思っていて、66歳になったことをきっかけに毎年ひとつずつ増やしています。
干支のヘビやトランプ、花札、椿、鳥、好きな漢字……その年齢と一緒にデザインしてもらうんです。
今は73歳なので8個になりました。100歳まであと27個。さて、どこへ入れましょうね(笑)。

V:長年、いいものを見続けてこられた恩田さんですが、「本当にいいもの」とはどんなものだと思いますか。

恩田さん:修理をしながら長く使えるもの。そして飽きのこないものです。

流行に左右されるというより、暮らしの中へ自然に溶け込んで、気が付けばずっと使っている。そんなものに惹かれます。

V:スニーカーは、恩田さんにとってどんな存在でしょう。

恩田さん:子どもの頃に履いていた月星運動靴の頃から、スニーカーはずっと私の人生のそばにありました。
毎日の友達みたいな存在
ですね。
だから求めるのは、とにかく楽で疲れないこと。それが一番です。

V:《VIKING》の履き心地はいかがでしたか。

恩田さん:まず見た目がすっきりしていて素敵です。履いて歩いてみると、クッション性がとても心地よくて、一歩ごとに脚へリズムが刻まれるような感覚があります。安定感があるので、どんどん歩きたくなりますね。

V:アンティークもスニーカーも、長く付き合うものという意味では少し似ています。

恩田さん:そうですね。
愛着が湧くものって、特別に意識しなくても毎日の暮らしの中へ自然と溶け込んでいるものなんです。

なくてはならない存在になっていること。それが一番大切なのではないでしょうか。

V:次に履いてみたい《VIKING》のシューズはありますか。

恩田さん:雨の日が大好きなので、「Pavement Neo」が気になります。

小学生みたいなレインコートに、おじさんみたいなレインハットをかぶって(笑)、雨の中を歩きたいですね。

目的は、濡れた蜘蛛の巣。
雨粒をまとった蜘蛛の巣がつくるレース編みは、本当にきれい
なんです。雨の日だからこそ見られる景色を探しに出かけたくなります。
(スニーカー/VIKING、その他本人私物)

PROFILE

恩田ケイティー(おんだ・けいてぃー)

ライフスタイルコーディネーター。英国アンティークショップ「KATY'S HAYAMA」を主宰し、英国で買い付けたアンティーク家具や雑貨の販売・コーディネートを手がける。フラワーデザインや欧米家庭料理、テーブルコーディネートなど、「暮らしを楽しむ」ための教室やワークショップを20年以上にわたり開催。雑誌や書籍を通じた発信も多く、神奈川県・葉山を拠点に、古きよきものを現代の暮らしへ取り入れるライフスタイルを提案している。
恩田ケイティー(おんだ・けいてぃー)

photo:KatyOnda,direction,edit&text:MarikaNakashima