VIKING STYLE SAMPLE

金沢美術工芸大学教授・入矢真一さんの着こなしにフォーカス。
「気づいた人だけがうれしくなれる工夫のある《VIKING》」 FASHION |

FASHION | July 19, 2026

何を心地よいと思うのか。どんな場所へ向かいたいのか。スニーカー選びには、日々の気分や感覚がさりげなく映し出されます。
「VIKING STYLE SAMPLE」では、北欧生まれの《VIKING(ヴィーキング)》を履く方々をスナップ。「どう履き、どう着る?」をうかがいます。さまざまなシューズと共に、暮らしのワンシーンもぜひご覧ください。
今回は、金沢美術工芸大学で教鞭をとる、入矢真一さんのスタイルにフォーカス。「スニーカーは、機能とデザインがとても素直に表れるプロダクト」と語る入矢さんに、「Anaconda Light 5 Low GTX BOA(アナコンダ ライト5ロー ゴアテックス ボア)」の履き心地と、日常への取り入れ方などについてお話しいただきました。
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VIKING(以下V):まずは現在のお仕事について教えてください。金沢美術工芸大学ではどのような研究・教育に携わっていらっしゃるのでしょうか。

入矢真一さん(以下入矢さん):現在は金沢美術工芸大学のインダストリアルデザイン専攻で、教育と研究に携わっています。30年間、企業でデザインに携わってきた経験を生かしながら、UXデザインを軸に、人・モノ・サービスのより良い関係性や、新しい体験価値を生み出す研究を行っています。

企業や自治体、他大学との共同研究にも取り組み、学生たちと一緒に、社会や地域に新しい価値を提案する活動も続けています。

V:金沢での暮らしも4年目とのことですが、東京で暮らしていた頃と比べて、日々の過ごし方にも変化があったそうですね

入矢さん:一番変わったのは生活のリズムです。

東京で会社員として働いていた頃は、通勤や移動にも時間がかかりましたし、在宅勤務の日でも夜遅くまで仕事をすることが多かったんです。

それが今は、車でなら10分ほどで大学まで到着できるので、一日の時間の使い方が大きく変わりました。自然と早起きにもなって、朝の時間にゆとりがあります。

朝の空気や季節の移ろい、鳥の声や緑、遠くの山並みなどを日常の中で自然と感じられるのが、とても心地いいんです。歳を重ねたからかもしれません(笑)。

また、金沢へ来る少し前から、身の回りのモノをできるだけシンプルに、コンパクトにしていきたいと思うようになりました。本当に必要なものや、本質的な価値のあるものを選ぶ意識が以前より強くなった気がします。
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V:今回のコーディネートも、そんな価値観がよく表れているように感じました。「アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア」は、どのようなイメージで取り入れてくださいましたか。

入矢さん:とても機能的でありながら、デザインはシンプルで主張しすぎないところが魅力のスニーカーです。
ワークテイストのジャケットやパンツだけでなく、モノトーンを基調とするようなスタイルとも相性がいいと思いました。

一足できれいめからカジュアルまでなじんでくれるのは、とても助かりますね。

それで、あまり難しく考えずに、インディゴ染めのハングジャケット×モンペデザインのパンツに合わせてみました。気負わないジャケットスタイルです。


V:大学で教える日と休日では、服装や靴選びに違いはありますか。

入矢さん:実はそれほど変わりません。機能的でシンプルなものを選ぶことが多いのですが、その中に素材やディテールなど「面白いな」と思える工夫、気づいた人だけが少しうれしくなるような仕掛けがあるものに自然と惹かれます。

色の組み合わせや眼鏡との相性も気にかけます。

靴も服とのバランスを見ながら、その日の予定や気分に合わせて選んでいます。
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V:美術やデザインに携わるお立場から、《ヴィーキング》の「アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア」をどのようにご覧になりましたか。

入矢さん:一番印象に残ったのは、「BOAフィットシステム」でした。
ダイヤル式のシューレースは初めて使いましたが、とてもよく考えられたデザインだと感じました。

例えば、荷物を持っているときや、手が自由に使えない状況でも片手で簡単に操作できますし、冬場に手袋をしていても使いやすいはずです。また、靴下の厚さに合わせて締め具合を細かく調整できるのも魅力ですね。

説明を受けなくても自然と使い方がわかり、直感的に操作できる。そういうプロダクトは、デザインがきちんと機能している証拠だと思います。



V:入矢さんにとって、スニーカーとはどのような存在でしょうか。革靴とは違う魅力も含めて教えてください。

入矢さん:スニーカーは、機能とデザインがとても素直に表れるプロダクトだと思っています。

歩く、走る、アウトドアなど、用途によって求められる性能が異なるので、その違いがデザインにも自然と表れます。

一方で、素材や色が変わるだけでも、同じモデルとは思えないほど印象が変わるのも面白い
ところです。

革靴には革靴ならではの魅力がありますが、スニーカーは機能性とファッション性のバランスを自由に楽しめる存在。
その日の服装や行き先、気分に合わせて選べる幅の広さも、大きな魅力だと思います。
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(本人私物:スニーカー/VIKING、ジャケット/REMILLA、パンツ/一二、Tシャツ/2-tacs、メガネ/EYEVAN7285)


※《ヴィーキング》以外の私物について、各ブランド、店舗へのお問い合わせはお控えください。

PROFILE

入矢真一(いりやしんいち)

1993年に金沢美術工芸大学工業デザイン専攻を卒業後、ソニー株式会社(現・ソニーグループ株式会社)に入社。約30年にわたり、プロダクトデザイナー、UI/UXデザイナー、チーフアートディレクター、マスターデザイナーとして、VAIOをはじめ、ドローン「Airpeak」、モビリティ「Vision-S」「AFEELA」、人工衛星撮影プロジェクト「Starsphere」など数々の先進プロジェクトに携わる。代表作「VAIO Media Gallery」でiFデザイン賞を受賞するほか、「mylo COM-1」「VAIO P」「Smart B-Trainer」「Airpeak」でグッドデザイン賞を受賞。2023年より現職。 @iriyatch
入矢真一(いりやしんいち)

photo:Shinichi Iriya,direction,edit&text:MarikaNakashima